2022年1月3日月曜日

投稿目次

20220103  久々の投稿: 最近の日本の医師たちのコロナ対策への意見・感想 

20211008   非常時における国家の国民行動への制限法整備には賛成だが、コロナ対策への適用は反対だ。  

20211002  スウェーデンのコロナ対策から見える真実(「北欧研究室」を引用して)

20210926  科学論文も怪しいところがある(B)大規模統計データーは怪しい点がある

20210926   科学論文も怪しいところがある(A)基礎研究も怪しいところがある

20210925   新型コロナ騒動における議論を整理することで物事の本質に近づくと思う 

20210904   最近のインフルエンザ感染数が激減したのはマスク着用とは無関係

20210821   2つの投稿における「偽陽性率」の誤記を「陽性非適合率」に訂正します

20210813  米国CDC「現行のコロナPCR検査の適用は年内で終わる」という記事

20210812  現状のコロナPCR検査結果で判ること(「公的な」ネット公開資料による)(続編)

20210812  コロナPCR検査を5年前にすればどういう結果だったか?(続編)

20210608  現状のコロナPCR検査結果で判ること(「公的な」ネット公開資料による)

20210530  コロナPCR検査の問題点は基本的には検査体制の枠組みの方の不都合だ 

20210522  コロナPCR検査を5年前にすればどういう結果だったか? 

20210214 森 喜朗元首相の失言(?)とマスコミの狂乱

20210211 ポリティカル・コレクトネスとポジション・トークについて 

             20201207 意味論的国語辞典「極左」と「極右」  

                   20200824 上久保靖彦論文「日本では新型コロナ集団免疫が成立している」の紹介 

        20200705 Homo Maskus:日本人は「ホモ・マスクス」に変異している   

      20200617 コロナPCR検査を集団免疫に用いる不都合さの根拠 

 

20200616 コロナPCR検査を集団対策に用いる不都合さを示すための計算値

 

20200531 コロナ検査 そもそも「臨床検査は個人の治療方針のための資料」が出発点

 

20200531 死亡診断書の病名は「あいまいな」点がふくまれている  

 

20200520 コロナ感染での重症化は「シャットアウト政策により起こりやすくなる因子

 

20200513「コロナ感染者訪問場所の閉鎖」という管理対応こそ愚かな策だ

 

20200512「インフルエンザから見える真実」コロナ治療薬への期待は煽られている 

 

20200507「新型コロナから見える真実」インフルエンザ治療はいい加減だからよかった


20200308 ウイルス診断キットについての雑感集 ②

 

20200308 ウイルス診断キットについての雑感集 ①

 

20200301 手洗いについての雑感集

 

20200301「うがい」についての雑感集

 

20200301 マスク着用についての雑感集

 

20200227 歴史に基づく科学的社会理論を自認する共産主義は歴史事実で破綻している

 

20200219 日本で左翼思想が席捲する理由(1)僕の青春時代までの回想 

 

20200201 脱イデオロギーの意味論(3)地球温暖化の観点からも人口増加自体が問題 

 

20200201 脱イデオロギーの意味論(2)炭酸ガス増加より人口増加自体が桁違い

 

20200116 脱イデオロギーの意味論(1)炭酸ガスは地球温暖化の元凶というのは本当か

 

20190821 平和主義と菜食主義について

 

20180919 意味論的国語辞典「国際」

 

20180310 意味論的国語辞典「イデオロギー」

 

20180128 意味論的国語辞典「民主主義」

 

20180115 意味論的国語辞典「徹底的討論」

 

20180113 意味論的国語辞典「人の命は地球より重い」

 

20180113 ブログを開始するにあたって

久々の投稿: 最近の日本の医師たちのコロナ対策への意見・感想

  ほぼ、3カ月ぶりの投稿です。マスコミの報道による世間の変化はいろいろありました。ただ、私のコロナに対する考え方の大筋(結果が不明な対策なのに、それを強制的にはしないほうがよろしい)は、最初の頃の投稿である「今回の新型コロナウイルス感染症についての考え方」(日出づる国考Mー2020.02.20)と、「マスク着用についての雑感集」(意味論コラムMー2020.03.01)とから以後の数多くの投稿の中で書いてきました。最近まで、自分としては、その内容の修正の必要をあまり感じなかったので、同じようなことばかり投稿するのも阿呆らしくなってきました。大手マスコミのあおりにもろに影響を受ける国民多数の状況に変わりがない構造だからと思うからです。私も、ブログを書く手間によって、地道な生活をサボっていましたので、ブログは少しお休みしようと思いました。

 私は、医師対象の無料の「m3.com」というネット・コミュニティに昨年からでしたか、加入させてもらっています。私がこのサイトで関わっていることは、医師同士のフリーコミュニケーションのところです。「質疑・応答」や「主張・同意または反論」の連鎖投稿の内容です。私も、数回、「主張」に対して意見を投稿したことがありました。各投稿には、賛成数と反対数がのりますので、この医師集団の全体の考えが見えてくることがあります。

 ここに含まれる医師のバックグラウンドは開業医から勤務医から大学の研修医から大学の上層部から医師会長までいろんな人たちがいるようですので、「医師はこういう考えだ」というような括りではないように思います。立場によっても、個性によっても当然、バイアスがかかっています。コロナ対策に対しても、ワクチン・PCR検査・治療薬・生活規制、などなどで、まちまちの考えが披露されていました。私の考えに近いことも遠いこともありました。このサイトには、コロナ以外のテーマでも興味深い投稿が多かったので、コロナについては、そんなに見ていたわけではありません。そして、この1か月の間はあまり訪問していませんでした。

 今日、久しぶりに訪問すると、現時点でのコロナ対策についてのやり取りが目につきました。その中で、私の選んだ部分を載せさせてもらおうと思いました。というのは、以前までと違って、現時点になって、「もう規制なんかやめた方がよいのではないか」という考えが多くなっているように感じたからです。

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(投稿01)「オミクロンは、もはやインフルエンザ対応でOK」。重症化考えれば、天然のワクチンです。ある程度の重症化はインフルエンザと変わらん。もう終息だから祭りはお終いにしてほしい。火事場泥棒、腹立つ。12月29日 ➞ (賛成178・反対27)

(投稿02)「COVID-19 で家族や大切な人を失った人の目の前で、それ言ってみ。言えたら、 『祭りはお終いにして』 いいよ。 12月30日  ➞(賛成19・反対78)

(投稿03)オミクロンはインフルエンザ対応で良いでしょう」ワクチンも経口薬も使えるようになり保険診療可能はレベルになりました。皆さん外来でのコロナ診療機関に登録しましょう。12月30日 ➞  (賛成15・反対9)

(投稿03)「コロナ死亡の平均年齢は82歳」それでもコロナ対策をすべてに優先させたままでいいのか+基礎疾患持ち、施設入所
これがフツーな考え方。12月31日 ➞ (賛成29・反対0)

(投稿04)「おやおや、おとなしかった「コロナただの風邪派」が復活してますね」。 12月30日 ➞  (賛成6・反対13)

(投稿05)「イギリスでのオミクロン株感染者の死亡率は0.025%で」大部分が無症状か軽症、若い人も死亡するインフルエンザのほうが怖いのでは? 12月31日 ➞ (賛成64・反対1)

(投稿06)「今現在コロナ恐怖を煽ってる人は、余程のバカじゃなけりゃコロナ利得者確定でしょ」。12月31日 ➞  (賛成34・反対3)

(投稿07)「はい。ただの風邪派の活躍の場はここだけですから」。あ、たまに、素人相手に「コロナは存在しない」とかって、youtubeでほざいている人もいますけどね。   12月31日 ➞ (賛成7・反対14)

(投稿08)「貴方がどれだけ煽っても、もう誰も聞きゃしないよ」今、浅草寺にはウジャウジャ初詣客が殺到してる笑。紅白だって客入れてるし♬ いつもニュース9で煽ってる和久田麻由子だって紅白司会で、はしゃいでる笑笑。ただの風邪だろうがそうじゃなかろうが、世のヒトにはもうあんまり関係ないんでしょ笑。現実見なさいな、過去のヒト(゚-゚) 12月31日 ➞  (賛成19・反対0)

(投稿09)「インフルと同じ5類にしてたら、自宅待機で亡くなる人もいなかったのでは」1月1日 ➞  (賛成21・反対4)

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 以上は、今、私が恣意的に選んだ投稿ですが、別に意図的に選り分けてはいません。「もう、規制はしない方向に」が医師の大きい集団の動向であることは間違いがないようです。僕は、当初からそうでしたが、もっと前の状況では意見はもっとばらけていたような印象でした。そして、「ワクチン接種をしたから、規制はもうよかろう」という意見が一部に含まれているようです。なお、引用は、原文のコピペに僅かの調整をしているだけです。

 私は、「ワクチン効果は、ある程度はあるだろうが、それほどには絶対的な効果ではないし、人権などの観点から、強制的な趣の接種はよろしくない」という考えを述べてきました。この「人権」はリベラリストの好きなきれいごとの「人権」ではなく、保守派の私であっても守るべき「人権」だと思っています。それは、医療の原点に戻ると、薬物の投与やワクチン接種を含むすべての医療行為は副作用がゼロではないのだから(いくら稀であったとしても)、それは基本的には受ける本人の了承・希望があってのものであるべきだからです。国家や地方公共団体や会社や医師が「そうすべきだ」ということだけで実行するものではありません。「医療行為の基本は、患者の了解や希望のうえで医師が行うものです。医師以外が行えば、それは「傷害罪」になるくらいの潜在的に暴力的なものです」。つまり、傷害罪と区別がつきにくいことを、世界の多くも日本においても、なし崩し的におこなわれていると私は思っています。個人の身体にものを打ち込んだりすることは明らかにそうですが、検査の値などよって行動の自由を制限するというようなことも、質的には似たようなものだと思います。注射という刺激(痛み刺激)だけでショック状態になった人も実際に出会って驚いたこともありました。こういう稀な場合を考えても、個人における不都合が惹起される確率はゼロではありません。国家存亡的な状況なら、この「人権」はやむを得ずに停止すべきでも、この2年間の日本のコロナ災害が国家存亡的な状況といえるのか?と問うてきました。